社会化とは
みなさん、「社会化」ってご存知ですか??
子犬の時期に一番必要で最重要項目である、いろいろな人・犬・環境に慣らせてあげることをいいます。問題行動と言われるものの原因はほとんどが社会化が不足していることです。つまり、子犬のうちにしっかりと社会化を行っておけば、成犬になってから問題行動が出る可能性をぐっと抑えられます。
成犬になってからの社会化ももちろん可能ですが、子犬から初めるときのようにスムーズにはいきませんし時間がかかります。
生後1~3ヶ月が社会化期と呼ばれる好奇心でいっぱいのとても柔軟性がある時期です。この時期はなんでも素直に受け入れられます。
しかし、3ヶ月をすぎると好奇心よりも恐怖心がだんだんと上回っていき、これまで見たことのないものや経験があまりないものに恐怖を感じます。恐怖=警戒するようになるので吠えたり噛んだりするようになります。
子犬を迎えたらすぐに社会化を!
子犬のワクチンプログラムがすべて終わるまで外に出してはいけない、というのが日本では一般的ですが、それまで待ってると大切な社会化期を逃してしまいます。当店では子犬のワクチン2回目接種の1週間後から登園できます。飼い主さまのご判断となりますが、子犬を迎えたらなるべく早く登園をスタートしていただき社会化を含め適切なトレーニングを受けられることをおすすめします。
社会化の内容
好きになったり、好きでないまでも平気でいられてストレスがかからない状態になることを目指します。大きく分けて人・犬・環境に慣らせていきます。
人:様々な年齢、男女、メガネを掛けた人、髭をはやした人、制服を着ている人、杖をついた人、触り方が優しかったり雑な人etc
お迎え時にお時間がある飼い主さまは是非、他の子の社会化にご協力をお願いいたします。
犬:様々な年齢、サイズ、元気な子、シャイな子etc
いろいろな性格の子と触れ合うことで付き合い方を身に着けていきます。
環境:車の音、掃除機、ドライヤー、花火や雷の音、新しい場所、物慣れetc
苦手なものをなくす、作らない練習をしていきます。
社会化不足による問題行動の例
・人:家族以外の人にあまり会わなかった→人を怖がり吠えたり逃げる
・犬:家に迎えてから他の犬と触れ合ってない→犬同士のあいさつの仕方もわからず警戒して吠えたり噛む
・雷や花火の音:なかなか聞く機会がない→怖くて震えたりパニックになり破壊行動に出る子も
社会化不足は問題行動に現れるので人間側がかなりストレスを感じますが、犬もストレスを感じています。常に怖いものにさらされていたらどうでしょうか。
社会化は飼い主さまが犬に与えてあげられる最高のプレゼントです。おうちで是非取り組んでいただきたいですし、お時間がないご家庭はパピーコースをご利用ください。定期的にパピーパーティーやパピークラスも開催しています(現在休止中です)。